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熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント

INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント を読了したので、まとめと感想を記す。

本書は1980年台半ばから米国のIT企業でキャリアを積み上げたソフトウェアエンジニア、プロダクトマネージャーである著者が、プロダクトマネージャーの仕事内容や求められる資質について述べたものである。本書でのプロダクトマネージャーは、ITに基づいた製品を対象にするものようだ。特にチーム構成や組織、チームメンバーとの関わり方について多く述べられいるのが印象的だった。

今回は印象に残った、二つの点について記事を書いた。

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そのほか顧客インタビュー、プロトタイピングの重要性についてや、スケールアップする際に気をつけることなどが書かれている。

目次

全体の感想

私(なおと)は10年ほどエンジニアとしてプロダクト開発に携わってきたが、一定の頻度で働きづらさを感じていた。それが優れたITプロダクト開発チームでなく、成功するためのプロダクトマネジメントを行なっていないために、やる気を削がれる状況であったということが言語化できたことが収穫。

ビジネスサイドがプロダクトの方向性や仕様を決めて、エンジニアが期限通りに作ってね、という関係は割と一般的だと思うし、過去の私の職場もそうであることが多かった。そこでエンジニアはあくまでソフトウェア実装という能力が評価されているだけであって、プロダクトを成長させたいという思いが強いエンジニアであるほど何を作るかという部分に関わることができないという無力感に苛まれることになる。これでは本書の言う「傭兵」であり、プロダクトの「伝道師」にはなれない。

ITプロダクト開発に携わる全ての方々が読んでほしい一冊である。

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この記事を書いた人

プロダクトマネージャー / ソフトウェアエンジニア / 2児の父

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